西村 拓真 2021年度卒業研究制作物
哺乳網 霊長目オナガザル科
ニホンザル
2020年7月9日、午前12時11分
山梨県上野原市八重山
2020年7月9日、午前12時13分
山梨県上野原市八重山
2021年9月16日 午前12時48分
山梨県上野原市八重山
生息環境
都市部から森林、里山などの幅広い地域
食性
雑食性で、植物の種や爬虫類、哺乳類、節足動物などの
動植物
分布
山梨県では、現在地域個体群、茅ヶ岳地域個体群、秩父個体群、三ツ峠個体群の四つの地域個体群が確認されています。上野原市では、芦垣や墓村、棡原を中心に確認されています。
うしろあし
群れで生きるニホンザル
ニホンザルは独自にそれぞれの行動圏をもつ群れで基本的に暮らします。また、メスは生まれた群れで一生を暮らしますがオスは、正成熟(生後4~5年)後に群れから離れ、ほかの群れに出入りを繰り返すなど単独で暮らします(ハナレザル)。
被害
①農作物被害 | ②生活環境被害 |
③生態系被害 | ④人の生命・身体への影響 |
対策
①県や市区町村によるモニタリング | ②生息環境管理 |
③被害地への侵入を防止 | ④地域等での合意形成 |
ニホンザルは、群れでの管理が基本となっています。群れごとに頭数や生息場所や周囲の状況、人の暮らしへの加害の程度(加害レベル)などが異なることから、無計画な捕獲を行った場合、群れの分裂や、加害レベルの高い群れが新しい地域に移動するなどの恐れがあるからです。そのため山梨県でも、個体群管理で群れの加害レベルを下げることを基本とし、「農作物被害の軽減及び生活被害の根絶と地域個体群の健全な維持」を目標にしています。