西村 拓真 2021年度卒業研究制作物

人の暮らしに身近なタヌキ


昔話や童謡にもよく出てくる

 

 

哺乳網 食肉目(ネコ目)イヌ科

 

ホンドタヌキ



みんなの動画

2021年9月10日 午前12時24分

山梨県上野原市八重山

2020‎年‎9‎月‎15‎日、午前4時40分

山梨県上野原市八重山

‎2020年‎10‎月‎5‎日、午後11時20分

山梨県上野原市八重山

上野原市立上野原小学校五年生 撮影



生きものの特徴

生息環境

都市部から森林、里山などの幅広い地域

食性

雑食性で、果実類や穀物、爬虫類、哺乳類、節足動物などの動植物

分布

沖縄県を除いて全国的に広く分布しています。山梨県においてもほとんどの地域に分布しています。

毛づくろいをするタヌキ


都市部にも生きる野生動物

沖縄を除いて全国的に分布しているタヌキ。童話「かちかち山」や童謡である「げんこつ山のたぬきさん」などが広く親しまれているとともに都市部でも目撃されています。このように私たちの暮らしに身近な存在であるタヌキですが、餌付けが行われていることがあります。タヌキを含め野生動物とは、ペットとは異なり自身の力のみで暮らしていく動物であり、餌付けによって人との軋轢(あつれき)が二ホンザルやニホンジカなどで既に生じています。同じ地域に暮らしていることが多いタヌキとの距離感を考えてみませんか。


山梨県及び上野原市での指定(別リンク)

 

 山梨県

なし

 

 

上野原市

上野原市鳥獣被害管防止計画 対象種

 (リンク先:上野原市ホームページ)


被害状況と対策

 

被害 

①農作物被害  ②生活環境被害
③人の生命・身体への影響  

 

対策 

①県や市区町村によるモニタリング ②生息環境管理
③被害地への侵入を防止 ④地域等での合意形成

山梨県における有害鳥獣及び狩猟での捕獲頭数の推移




動物のぬりえ教材

どっちがどっちシリーズ

タヌキとアライグマ

どっちがタヌキで、どっちがアライグマ?

似ているようで、よく見ると全然違います。

ぬりえをしながら在来種と外来種について学んでみましょう!

(解説付き)

(出典:環境教育・インタープリテーション研究室 市川 舞 2017年度卒業研究 成果物)



参考・引用文献

  • 山梨県上野原市.上野原市鳥獣被害防止計画.山梨県上野原市(https://www.city.uenohara.yamanashi.jp/fs/4/7/5/0/_/100561190.pdf)
  • 農林水産省農村振興局.農林水産省[野生鳥獣被害防止マニュアル](https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/manyuaru/manual_tyuugata_jyuurui/180330-4.pdf)
  • 福井大祐. (2013). 人と野生動物の関わりと感染症―野鳥大量死と餌付けを例に. 日本野生動物医学会誌, 18(2), 41-48.
  • 遠藤晃, 松隈聖子, 井上渚, & 土肥昭夫. (2006). 霧島山, えびの高原における観光客によるニホンジカへの餌付けの現状. 哺乳類科学, 46(1), 21-28.
  • 布施綾子. (2011). イノシシ餌付け禁止条例施行前後におけるイノシシ出没状況の変化と住民意識―神戸市東灘区を事例として―. システム農学, 27(2), 55-62.

上野原生きもの図鑑